【禁煙】二度と吸いたくならない卒煙方法

007:習慣化されたトレーニングは喫煙習慣を凌ぐ
さいごに

007:習慣化されたトレーニングは喫煙習慣を凌ぐ

筆者はヘビースモーカーでした。1996年の新卒時は会社や取引先において、分煙すらされていない時代。仕事や宴席で毎晩夜遅くまで煙草と苦楽を共にしておりました。周囲も愛煙家ばかりの環境でした。それから20年以上の年月を経て2018年の1月、卒煙しました。煙草を吸わなくなった直後から、今まで一度も「また吸いたい」と思ったことはありません。

【40代からのダイエット】人生が変わる楽しく引き締めるトレーニング方法を始めた頃、目的は半年で1500㎞達成の一点でしたが、このトレーニングを継続したことで、思考や生活習慣が一変しました。その変化で最も影響が大きく、自分が予想だにしていなかったのが卒煙です。まさか、歩くことがきっかけで煙草を辞めることになるとは、、。それでは、卒煙に至った経緯やなぜ「復煙」しないのか等についてお伝えしてまいります。

ポイント１．禁煙・減煙しない

愛煙家の皆様、昨今の健康ブームや様々な規制、値上げなどにより禁煙を迫られている方はたくさんいらっしゃいますよね。でもかなりの難題ですね。家族や周囲から文字通り煙たがられて、本数を減らしたり、陰で喫煙したり辛い思いをされていることでしょう。それでもニコチン依存症は根強く、なかなか食い止められません。筆者に至っては、喫煙で得られるリラックス感や爽快感に勝てるものがなく、辞めようとさえ考えてませんでした。今となっては、それが逆に良かったのかもしれません。心で決めて半ば強制的に禁煙や減煙した場合、余計に我慢できず逆効果になっていたに違いありません。

ポイント２．自己ベストを更新し続ける

目標の距離を歩き切る、というゴールに向けて日々ウォーキングを続けておりました。少しでも早くより多くの歩数を稼ぐために、ジョギングすることがありました。時間があるときや土日はジョギングする機会が自然と増えていきました。最初は1キロしか走れませんでしたが、徐々に距離が伸びて最終的に10キロまで走れるようになりました。そして、10キロ走り終えたあと、公園の片隅での一服が至福のひとときとなりつつありました。このときは、10キロのジョギングが効率よく距離を稼ぐためなのか、より美味しいタバコを吸うためなのか、よくわかりませんでした。タバコを人参にしている部分も少なからずあったと思います。

ポイント３．速く走る

10キロのジョギングですが、時間にすると1時間以上かかっていました。続けていると、次第に60分を切るようになりました。そして、50分を切るかどうかの速さで走れるようになった頃から胸が苦しく、痛くなることが増えていきました。速度を抑えてゆっくり走ると苦しみや痛みはやわらぎましたが、この時初めて、この辛さは煙草のせいなのか？と考えるようになりました。でもまだしばらく、トレーニング後には至福の一服は続けておりました。

ポイント４．身体の拒否を引き出す

ある時、奇跡的に半日以上喫煙せずに走った際、胸の辛さがなく10キロを50分を切るタイムで走ることができました。これが卒煙を決めた瞬間でした。胸の苦しさと最速タイムを更新し続ける歓びとで、後者が勝ったのです。そして、最終的には1キロ4分平均で10キロを走り、卒煙のメリットベスト10（別途記事をご用意します）のうち、当時の第１位となりました。筆者が卒煙した方法は、自己ベスト更新式ウォーキングを継続することで、身体が煙草を拒否する方法（タバコ習慣＜トレーニング習慣）ということです。

さいごに

宴席で知人に卒煙を伝えた際、その理由を「きっと一生分のタバコを吸い切ったから、心より先に身体が拒否したのでは」と語っていました。おそらく、あの2年半前にトレーニングを続けていなければ、未だに愛煙家だったに違いありません。20年以上のニコチン依存をも凌駕する自己ベスト更新式トレーニング、我ながらおそるべしです。このように体が受け付けなくなって卒煙したため、再び吸いたいと思わなくなったのではないかと推察します。また、煙草をやめると口がさみしくなって、間食や食事が増えて太る（脂肪が増える）といわれますが、それもトレーニングを継続していたため、むしろ脂肪が落ち筋肉が増加し全く問題ありませんでした。トレーニングを通じて、思考や生活習慣が激変しましたが、この卒煙が最も衝撃的でした。なかなか禁煙できずに悩んでいる方は、まずはウォーキング、初めの一歩からいかがでしょうか。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

みなさまが心身共に健やかでありますように。

本日も、blogを続けられた「自己ベスト更新」に感謝して。