筋トレの効果はいつから実感できる？

筋トレの「効果」とは？

■一般的な効果の流れ

筋トレを継続することで、初めの効果として分かりやすいのは「身体の変化」になります。

例えば、筋トレを行い翌日にとてつもない筋肉痛に襲われたとします。

これが最初の効果になります。

筋肉痛は、日常あまり使わない筋肉を使ったり、反復することで筋肉を構成する筋繊維に細かな傷ができます。

この損傷を修復される際に炎症が生じて痛みを伴うと考えられています。

そして、修復された際には以前よりも強く太い筋繊維になります（超回復：筋トレによる筋肉痛と超回復の関係は？）。

この筋トレと休息を継続することで、筋力が向上し大きくなり（脂肪が減り、引き締まり）体格が変わります。

■好循環サイクル→習慣の変化へ

筋トレを継続することで、身体の変化、心の変化、行動の変化の３つが相互に作用・循環し、習慣が変わります。

初めの効果として「身体の変化」が分かりやすい、というお話をしました。

しかしながら、身体が目に見えて変わってくるまでは少し時間がかかります。（参考記事：筋トレの効果が出るのに期間はどれくらいかかる？）

理由は、上記に触れたように筋トレによって筋肉の破壊と合成が行われますが、毎回少しずつしか筋肉が強く大きくならないからです。

そのかわり、心の変化が早めに訪れます。

身体が変わり、心の耐性が強化されるまえに、筋トレをやることでトレーニングをやったという自己肯定感と達成感が醸成されます。

このことが非常に大きく、次へとつながり行動も変わってくるのです。

ですので、目に見えた実感できる効果としては最低でも2週間～1か月はかかるといわれていますが、心の変化＝効果と捉えるならば、数日間というレベルでさほど時間をかけずに実感することができます。

筆者は40代半ばになって初めて、ジムで筋トレを始めました。

当初はマシン中心で、上半身、下半身とトレーナーに聞きながら行っていました。

やっている最中は夢中になるものの、汗もかきますし、重いものを何回も上げる、という動作がつらかったことを覚えています（いまだにそうですが）。

しかし、なぜ継続できたかというと、上記にも記載のある「心の変化」が起こっていたからです。

それはトレーニング後のお風呂で感じた、自己肯定感と達成感でした。

そのおかげで、またあの気持ちを味わいたいという推進力が生まれ、今日もジムへ行って筋トレしよう、と考えるようになっていきました。

当然、目標としてはボディメイクやダイエットなどもろもろありましたが、筋トレをすること自体が楽しみに変わっていったのです。

筋トレをはじめて数年ですが、いまだに身体の変化、心の変化、行動の変化は循環し続けて、微かに変化しています。

是非、みなさまもご自分への効果を感じ取り、それをどんどん大きく育てて、理想の身体や健康を手に入れてください。

みなさまが心身共に健やかでありますように。