ランニングで得られる効果
筋肉痛を回復させる方法は、いくつか挙げられます。
ストレッチや軽い運動を行う、患部を温めて血行を促進する、患部が熱を持っている場合は冷却する、塗り薬や張り薬、鎮痛剤を使用する、栄養を補給(ビタミンB1)、十分な睡眠をとるなどです。
回復方法は↓参考記事でも記載しております。ご参考になれば幸いです。
<参考記事>
筆者は、筋肉痛があるときでも軽い運動(ランニング)を行っています。特に、デッドリフトやスクワットを高強度で行った後の日に太もも裏からお尻にかけて筋肉痛になることが多いです。
その理由は、ランニングをしないときよりも、回復が早いことからです。
回復が早くなるのは、ランニング(有酸素運動)によって、下期のような効果が得られるためです。
血流を促進し、回復を早める
ランニングは、全身の筋肉の3分の2を占める下半身(大きな筋肉)を主に活動させるため、全身の血流がよくなります。
血流がよくなると、筋肉痛からの回復に必要な酸素やアミノ酸を筋肉に運びやすくなり回復が早くなるのです。
これは、筋肉が心臓から送られてきた血液を送り返すポンプのような役割があるためです。
また、血流がよくなることで、蓄積された乳酸(筋肉痛の要因)をはやく排出できます。
筋肉の合成を促進する
ランニングなどの有酸素運動をすると、筋肉が落ちるという話を聞いたことがあると思います。
これは、有酸素運動がエネルギーとして体脂肪と筋肉を消費することからです。
しかし、血流の増加によってアミノ酸が運搬され老廃物が除去され、ランニングが筋肉合成を促進しているので問題ありません。
また、エネルギー消費の順番として、有酸素運動はまず脂肪を消費し、その後筋肉という形になります。
すぐに筋肉がなくなるようなことはないということです。
ランニングをオススメできない状態
無酸素運動などによって全身がひどい筋肉痛の状態では、ランニングをオススメできません。
このような場合は、下半身の筋肉の回復を妨げるだけでなく、破壊を促進してしまう可能性があるためです。
また、明らかにオーバーワーク状態になり、疲労もとれず回復する時間が長くなってしまうからです。
筋肉の超回復を促進するための休息が必要となります。
「超回復」については↓参考記事でも記載しております。ご参考になれば幸いです。
<ご参考記事>
大事なのはランニングの前後
筋肉痛があるときのランニングにとって大事なことは、身体のケアになります。
筋肉痛の回復に効果を発揮するランニングであっても、オーバーワークになってしまっては逆効果になります。
ランニングの前後に、様々なケアをしてあげると筋肉痛の回復とその後の筋肉のよき成長へ繋がります。
- ランニング前:ウォーミングアップ、ストレッチ
- ランニング後:ストレッチ、休息、栄養補給、睡眠
「筋肉痛の回復・予防方法」については↓参考記事でも記載しております。ご参考になれば幸いです。
<参考記事>
まとめ(PB BREAKer<筆者>より)
- 結論:筋肉痛があるときのランニングはオススメ。
- 理由:筋肉痛の回復に繋がる効果があるため。
- 注意点:全身がひどい筋肉痛の場合は、休息が必要。
筋肉痛があるときのランニングは、是非、軽めでお願いします。走る速度や距離にもご留意いただけると良いですね。
速度としては、お話しができる程度であればまず全く問題ありません。また、この速度は脂肪燃焼効果がもっともあるともいわれています。
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