生活スタイルによって異なる
■起床からの時間
筋トレに適した時間は、15時です、というような決まった時間はありません。
考え方として、起床からの時間によって、カラダや筋肉の活動が活発化する=筋トレに向いている時間、とすることが一般的です。
朝起きて、夜に寝るという生活スタイルの場合を例にとってお話します。
朝7時に起床したとして、4時間後の11時頃であれば問題ありません。
更に、起床後6時間の13時頃、筋力が高まる時間帯です。この場合は、昼食後(消化の良いものであれば)1時間経過していれば問題ありません。
起床後10時間の夕方17時頃が、筋力などの身体のパフォーマンスが最も上昇している時間帯となります。
仕事や家事などによる、肉体的・精神的な疲労等を乗り越えて、筋トレを行いたいところです。
また、その後、夜もパフォーマンスは高い状態ですが、就寝の直前は避けるようにしましょう。
これは、筋トレで交感神経が活発化されることで、寝つきが悪くなり睡眠質や時間のロスに繋がるためです。
※昼夜が逆の生活スタイルの方は、上記の起床からの時間を参考にしてみてください。
■食事のタイミング
起床からの時間とともに大事なのが、食事のタイミングです。
よくトレーニーさんから、筋トレは食前食後のどちらが良いのか、というご質問を頂戴します。
結論から申し上げると、食後になります。
ただし、直後は消化不良を起こしやすいため、2~3時間後に開始するのがベストです。
食事後にすぐ走ったりして脇腹が痛くなったご経験はありませんか?まさにこれです。
また、食事直後は消化のために血液が胃に集まり、十分な血液が脳に回らず集中力が低下します。
これがフォーム崩れや、ケガのリスクの高まりに繋がります。
それでは、食事前は全くダメなのでしょうか?
空腹時は栄養が不足していますので、筋トレに必要なエネルギーが残っていません。
すると、筋肉が破壊されすぎてしまい、筋肉の成長を阻害したり、ケガをしてしまったりします。
ですので、筋トレの1時間程度前に軽食をとれば問題ありません。
バナナやプロテインドリンクなど消化の良いものがオススメです。
ということで、食前であっても必要最低限の栄養が充足されている状態であればダメではありません。
ベストは、やりたくなった時
■さあ、やろう!
さあ、やろう!という気持ちになったとき、気持ちにした(!?)状態のときに筋トレを行うことが最も効果的です。
自分の体を鍛える筋トレは、誰かにお願いされるというよりは、自分が自身を自主的に動かすことです。
多忙な生活スタイルの中で、いかに筋トレの時間を確保するかということも大切になってきます。
なかなか、筋トレ中心の生活は難易度が高いです、、。
なので、「筋トレ、したい!」「さあ、やろう」という気持ちにするためには、起床時間や仕事、家事、食事の時間などを計画的にする必要があります。
そして、最もベストな時間帯に筋トレを行うことで、効率的かつ効果的に目標へ近づいて行ってください。
■集中力が大事
集中して筋トレを行うことで、正しいフォームで鍛えたい筋肉を効果的に追い込むことができます。
集中できていないと、誤ったフォームで行い、あまり対象筋に効いていなかったり、怪我につながったりします。
あれこれ考えながら、またはやりながら筋トレをするより、鍛えている部位にいかに効かせるか、ということを考えながら実行すると効きが変わってきます。
あれこれの考えは、筋トレ後に考えると、血行がよくなり頭の回転もよくなっていますので、意外とすっきりとまとまります。
計画的な生活スタイルを送り、筋トレ時はトレーニングに集中して取り組みましょう。
そうすることで、生活習慣の改善にもつながり、仕事や家事なども好転していきます。
まとめ(PB BREAKer<筆者より>)
みなさまは、毎日忙しくしてらっしゃることと思います。
やらなければならないことを優先度順にやりつつも、突如対応が必要な事に振り回されたり、、などと。
もちろん、突発的なことはなんとか乗り切る必要があります。
毎日計画を立て、効率的に実行していくことを心がけるだけで、少しずつ生活習慣が改善されていきます。
筆者や筆者のサポートするトレーニーさんらは、
定期的に筋トレを行うことで、生活習慣が改善されたとお話してくださいます。
理由は、筋トレ時間を確保するために行動がより計画的になったことで、忙しさや疲労を理由に筋トレをさぼらなくなったということからです。
そして、せっかく調整した筋トレ時間なんだから、集中してやろう、という気持ちに変わったとも。
はい。ということで、筋トレに適した時間帯をご理解いただきつつ、生活そのものをより計画的にし、
筋トレを含めた生活習慣を充実させて、心身共に健やかな毎日をお送りください。
心より祈念しております。
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